おくたま・巨樹の里
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日原の獅子舞(四本がかり)
 
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 獅子舞の唄他

   解説  
     日原の獅子舞は一石山神社の祭典に奉納されるもので、獅子舞の由来等の詳細を伝える記録(巻物)は失われているが、慶長十七年(1,612)羽州羽黒山から伝えられたものといわれ、当時一石山が東叡山寛永寺に属し、輪王寺宮の御所領であったため、獅子頭の水引には皇室の御紋章である、十六の菊と五七の桐の紋をつけることが差許されている。
 獅子頭の特徴を挙げてみると三個とも色や形がそれぞれ違うことで、前(めい)獅子(女獅子)は赤色で、仲大夫(小大夫)が金色、大夫(大大夫)が黒色であって口を結んでいるが、これは勇壮さを表しているものである。獅子及びささらすり(花笠)は袴を着用しているが、これは神社の格式を示すものともいわれている。このほか前獅子と同じ衣装を着けた御幣(おんべい)と言う役がある。おんべいは大きな御幣を持ち獅子の先達として祓いの役目と導きの役目をし親方がこれにあたるわけである。
 舞は古典的な最も優雅な流派で、奥多摩地方数ある獅子舞の中でも特色のあるものと言えよう。日原の獅子舞は女獅子(めい獅子)が主役で一番先に出て舞い、次に仲大夫その次に大夫の順で出る。獅子の各々の気風として女獅子は優雅な美を表し、仲大夫は和と温厚を表し、大夫は剛健勇壮の感情を表して舞うことが大切であるとされている。
   
     

 

 獅子舞の唄
(一石山神社笹がかり)
  参り来てこれのお庭を眺むれば
       黄金小草が足にからまる。
(一石山神社庭はき)
  奥山で笛や太鼓の音がすれば
       女獅子、男獅子が肩をならべる。
(秋葉神社)
   あれみさい月が山端に腰かけた
        月の夜盛りに渡れ獅子殿
(山祇神社剣がかり)
  日は暮れる道のめざさに露がいる
       いざや我等も花の都へ。
(熊野神社幣がかり)
  この宮はひだのたくみの建てた宮
       楔一つで四方かたまる。
 
(丹生神社庭はき)
  此の宮は九けん八棟ひはだ葺
      ひはだ破れて黄金うわぶき。
(ひざおり)
  おん館黄金造りとうち見れば
     金の屏風でお座が輝く。
(お前のいれは)
  此の庭は縦が十五里横七里
      いれは良く見て出はに迷うな。
(まりがかり)
  十余七の胸に持ちたる二つ玉
      一つくれさいこいの薬に。
(竿がかり)
  此の堂はひだのたくみの建てたげで 
      楔一つで四方かたまる。
 
(四本がかり)
  七つから国をめぐりて見たれども
       四本がかりがこれが名所かな。
(女獅子がくし)
  身は此処に妻は上総の丸山に
       なんぼとめても心とまらぬ。
(下り藤の唄)
  十余七の立ちた姿は糸柳
       切りてはなせばよれてからまる。
  此処はどこ、此処は都の車橋
       しどろかどろで渡れ獅子殿。
  奥山の松にからまる蔦の葉は
       縁がつきればほろりほごれる。
  あれ見さい雨が降りそで雲が立つ
       おいとま申していさかいさいな。
 


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